ハンコ注射って何?
ハンコ注射は赤ちゃんの予防接種の一つだよ。結核を予防するためのものなんだ
皆さんはハンコ注射をご存知ですか?
ハンコ注射は赤ちゃんの頃に受ける予防接種の一つで、正式にはBCG接種と呼ばれています。
左腕になんかポツポツした跡があるわ
それが赤ちゃんの頃に受けたハンコ注射の跡だよ
みなさんもハンコ注射という名前ぐらいは聞いたことがあると思います。
ハンコ注射は大人になっても跡が残ることで知られていますね。
でもどうして跡が残るのか?そもそもハンコ注射ってどんな注射なのか?知らないことが多いと思います。
そこで今回は、そんなハンコ注射の疑問をまとめて解決していきます。
僕もこの前ハンコ注射を受けてきたんだ
ハンコ注射の疑問を経過写真付きで教えるね
ハンコ注射って痛いの?
いつどこで受けられるの?
どうして跡が残るの?
こんな疑問を解消します。
- ハンコ注射って何?
- ハンコ注射を受けられる時期や場所
- ハンコ注射をした後の経過や、跡が残る理由
この記事を書いた人
育児とブログをこよなく愛する私が、心を込めて書いていきます。
予防接種の持ち物をまとめたよ!
ハンコ注射って何?
まずハンコ注射とは何なのかを簡単に説明していきます。
ハンコ注射は、結核を予防するための予防接種です。
ハンコ注射を受けると、BCGワクチンと呼ばれる抗体を体内に接種します。
ハンコ注射を受けることで、BCGワクチンを体内に接種する
このBCGワクチンによって、結核を予防できるのです。
BCGワクチンを体内に接種することで、結核を予防できる
尚、BCGワクチンの効果は10年~15年程度持続すると言われています。
ハンコ注射を受けられる場所
ハンコ注射は市役所や区役所で受けることが出来ます。
4種混合やロタウイルスなどを代表とする、赤ちゃんの予防接種の多くは小児科で受けます。
しかしハンコ注射は小児科では受けられない為、市役所や区役所に行き受ける必要があります。
ハンコ注射は小児科では受けられない。市役所や区役所で受診する必要がある
ハンコ注射を受けられる時期
ハンコ注射は、赤ちゃんが1歳になるまでに受けることとされています。
だいたい生後5ヶ月~8ヶ月で受けるのが一般的と言われています。
ハンコ注射は赤ちゃんが1歳になるまでに受ける。生後5ヶ月~8ヶ月で受けるのが一般的!
あまり赤ちゃんが小さいうちに受けるのは、副作用が強く出る危険性があるためおすすめ出来ません。
赤ちゃんが小さいと副作用が強く出やすい。ハンコ注射は生後5ヶ月を過ぎてから受けるのが良い
またハンコ注射は回数を重ねる必要はないので、一度だけ受ければOKです。
ハンコ注射は1回受ければOK!
市役所か区役所から届くお便りに、ハンコ注射の集団接種の日程が書いています。
その日程をしっかり確認して、忘れずに受診しましょう。
私達が住んでいる区では月1回、ハンコ注射の集団接種が行われているわ
予約は特に不要で、決められた時間に直接受付に行ったよ
ハンコ注射の接種方法
次にハンコ注射の当日の接種方法について、お話していきます。
ハンコ注射は、普通の注射器は使用しません。
先端に9本の細い針が並んでいる円筒型の注射器を使います。
ハンコ注射には専用の注射器が使用される
ハンコ注射を打つ部位は左腕と法律で決められています。
ハンコ注射って痛くないの?
ハンコ注射で使う注射器を見ると、すごく痛そうに思ってしまいます。
しかし実際はそんなに痛くありません。
なぜなら、ハンコ注射は皮内注射だからです。
皮内に「ポンッ」と軽く押して終わりなので、ほとんど痛みを感じないそうです。
針が9本もあって痛そうに見えるけど、軽く押すだけだから痛みは少ないのね
びっくりして泣いちゃう赤ちゃんもいるけど、しっかり支えてあげようね
僕は泣かなかったぞ!えへん!
ハンコ注射後の患部の様子
ハンコ注射をした後の経過写真をお見せしていきます。
ハンコ注射をした直後は、9本の針が軽く刺さった跡がうっすら見えるぐらいです。
ハンコ注射をしてからだいたい10日間ぐらいはこの状態が続きます。
ハンコ注射をして数日は大して腫れない
ハンコ注射をして2,3日ですぐ赤く腫れる場合は、コッホ現象が起きている可能性があります。
コッホ現象については後で説明するね
だいたい10日を過ぎると、患部が少しずつ赤く腫れていきます。
写真はハンコ注射をして1ヶ月後の様子です。9本の針の跡がくっきり分かるぐらい、赤く腫れてきます。
触ってみるとポコポコしているわ
赤く腫れてくるので気になって掻いてしまう子もいますが、あまり触らないようにしましょう。
写真には残せませんでしたが、この後もう少し腫れて、1.5ヶ月後ぐらいに腫れや赤みがピークになりました。
ハンコ注射をしてから1.5ヶ月ぐらいで腫れや赤みがピークを迎える
ハンコ注射をしてからおよそ2ヶ月を過ぎると、腫れが引いてきてかさぶたが出来ます。
治りが遅くなるのでかさぶたを無理に剥がさないこと!
ハンコ注射をしてからの経過はこのような感じです。
個人差はあると思うけど、参考にしてみてね
途中に少し話をしたコッホ現象についてお話します。
コッホ現象とは何か?
コッホ現象とは、ハンコ注射をしてから2,3日で患部が赤く腫れ上がるなど、すぐに反応が見られることです。
すでに結核に感染している赤ちゃんがハンコ注射を受けた場合にこのようなことが起こります。
すでに結核に感染している赤ちゃんがハンコ注射を受けると、2,3日で赤く腫れ上がってしまうことがある
通常であればハンコ注射をして数日間は赤く腫れ上がるようなことはないので、すぐに腫れてしまった場合はコッホ現象が疑われます。
ハンコ注射をしてから数日は、患部の様子をよく観察し、腫れや赤みが出ていないかを確認しましょう。
ハンコ注射をしてから数日は、患部の様子をよく確認しよう
どうして跡が残るの?
次に、ハンコ注射の跡が残ってしまう理由についてお話します。
ハンコ注射ですが、BCGワクチンを皮内に接種してからその反応が終わるまで、2ヶ月以上という長い時間がかかります。
皮膚がまだしっかり出来上がっていない赤ちゃんの頃に、長い時間をかけて赤く腫れたり、化膿してかさぶたを作ったりする為、跡になりやすいと考えられます。
ただ腫れ具合には個人差があるので、腫れが強くなかった人は、綺麗に跡が消えることも考えられます。
生後5ヶ月を過ぎたらよほどの理由がない限りハンコ注射を受けることになっているので、跡がない人もおそらくきちんと受けていると思います。
ハンコ注射って何?経過写真付きで徹底解説まとめ
今回はハンコ注射とは何か?いつどこで受けられるのか?痛いのか?など、ハンコ注射の様々な疑問についてお話しました。
この記事のまとめです。
- ハンコ注射は結核を予防する為のもの。正式にはBCG接種と呼ばれている
- ハンコ注射は9本の針が並ぶ専用の注射器を使用する
- 皮内注射なので、思ったほど痛みは感じない
- ハンコ注射は小児科ではなく市役所や区役所で受ける
- ハンコ注射は跡になりやすいが、人によっては跡が綺麗になくなることもある
みんなの気持ち
最後まで読んで頂きありがとうございます。
ハンコ注射とはどういったものなのか?分かって頂けたでしょうか?
自分の左腕にあるハンコ注射の跡を見て、これってなんだろう?と思っていた人も多いと思います。
赤ちゃんの頃にお父さんお母さんがきちんとハンコ注射を受けてくれていた跡だったんですよね。
予防接種は赤ちゃんを病気から守るとても大切なものです。
自分がお父さんお母さんから守られていたように、私達も大切な赤ちゃんを守ってあげましょうね。
私達の経験が参考になれば嬉しいです。
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